2022年2月にアマゾンプライムビデオで元イングランド代表選手ウェイン・ルーニー選手のドキュメンタリー映画「ROONEY」の配信がスタートしました!!!!
私がサッカーを見始めて1番最初に好きになった選手です!!
エバートン、マンチェスターユナイテッド、イングランド代表で活躍し、昨年引退したルーニー選手のサッカー人生を、本人や関係者によるインタビュー形式でまとめたものです。
気になっているけど時間がない皆さんのために、内容をご紹介したいと思います!
ルーニーという人物
ボクサーの父を持つルーニーは、3兄弟の長男としてイングランド・リバプールのクロクステンで育ちました。
インタビュアーの「どんな名を残したいですか?」という質問に対してルーニーは
いい人間であること。大切なのは周りの人たちに僕の成果よりも僕の人間性を覚えていてほしいことだ。
と答えています。
ルーニーってちょっと派手な印象があったような??
ルーニーは、女性関係のトラブルや熱くなりやすい性格から試合中の振る舞いなどでメディアを賑わせていた一面もありましたが、その点に関しては後悔しているそうです。
小さな頃からやんちゃな性格だったため、かなり素行も悪く喧嘩っ早い青年でした。
サッカー選手としての才能は誰もが認めていましたが、精神面での危うさを心配されていたようです。
私の目的はウェインが絶対にハメを外さない様仕向けることだった。
デービット・モイーズ(当時エバートン監督)
別格な選手だ。私が英国にきて以来見たことがない才能だ。この先2,3年怪我をせず、彼の身に起こっている現実に精神的に対処できることを望む。素晴らしいタレントだ。
アーセン・ヴェンゲル(当時アーセナル監督)
ストリートでサッカーを覚えたことが彼の強みの1つだったけど、同時に飲酒やケンカなど悪いことも覚えちゃったんだよね。
クラブ遍歴
ルーニーといえばマンチェスター・ユナイテッドでめちゃくちゃ活躍したよね!
と思っていましたが、もっと前から活躍していました。
エバートン時代
エバートンのユースで育ったルーニーは、16歳でトップチームに昇格しました。
練習の初日から
ここいる誰よりも俺の方がうまい
と思っていたそうです。すごい自信ですね。
プレミアリーグデビュー戦となったアーセナル戦では、後半途中から出場すると決勝点を決め、アーセナルの無敗記録を止めました。
ちなみにそのゴールは当時のプレミアリーグ最年少ゴール記録になったんだよね!
マンチェスターユナイテッド時代
18歳でマンチェスターユナイテッドに移籍します。
2017年に退団するまでに多くの記録を残しました。
- チャンピオンズリーグでのハットトリック最年少記録
- プレミアリーグ優勝5回
- チャンピオンズリーグ優勝1回
- PFA年間最優秀選手賞1回
2011-12シーズンには32試合で27ゴールを記録しています!
やっぱりすごいわ〜
ユナイテッド退団後
マンチェスターユナイテッド退団後は、エバートン・DCユナイテッド(アメリカ)・ダービーカウンティとチームを渡り歩きました。
2021年に現役を引退し、そのままダービーの監督として指導をしています。
映画の冒頭では
サッカーが大好きだがいつまでも選手でいることはできない。いつかトップレベルの監督をしてみたい。
と将来について語っています。
イングランド代表
イングランド代表に17歳でデビューしてから、119試合で53ゴール、出場試合数は歴代2位を記録しました。
代表でもエースですね。
共に戦った選手たちもルーニーの才能には驚いていたようです。
あんな選手はめったにいない。力強さ、能力、自信、得点力を持っている。
デビット・ベッカム
剛健さで他の選手を蹴散らし、巧みな技術でボールを蹴り上げる。みんな呆気に取られて「話題になる理由がわかった」と言うのさ。
リオ・ファーディナンド
デビュー戦ではトルコと対戦し、当時の代表最年少記録となるゴールを決めました。
EURO2004でフランスと対戦した際には
自分が世界一の選手だ。チームの勝利は自分にかかっている。
と、ジダンやアンリが相手にいても強気に戦いました(結果は1−2の敗戦)。
代表では怪我の影響で思ったように結果を残せなかったためW杯やEUROでの優勝経験はありません。
2010年南アフリカW杯では怪我が完治しないまま練習に参加し怪我を重ねてしまいましたが、監督には伝えずプレーしていました。
2006年のドイツW杯ではルーニーが退場した直後にC・ロナウドがウインクするところがテレビに抜かれたりしてましたね。
常に勝利や結果にこだわる
映画の中ではエバートンでのトップチーム初戦やイングランド代表デビュー戦などでの当時の思いをルーニー自身が語っています。
そこに共通しているのが、結果を出すことへの強いこだわりです。
実際に、エバートンでも代表でもマンチェスターユナイテッドでもゴールを決めています。
特にマンチェスターユナイテッド移籍の際は
自分は(ライバルチームがある)リバプール出身だからこそ最初からうまくやってファンの心を掴みたい!良い印象を与えたい!
と考えていたようです。
家族でボードゲームをするシーンでも、息子相手に容赦無く勝っていました。そして息子は大泣き。
若くして成功を重ねたが・・・
クラブでも代表でも10代のころから活躍してきたルーニーですが、マスコミへの対応には夫婦共に苦労していたようです。
特にルーニーは酒癖が悪かったため、お酒に関するトラブルやそれによって起きる女性トラブルが多く、マスコミに狙われやすかったのですね。
そんな辛い時も夫婦で支えあって乗り越えてきたと2人は語っています。
妻・コリーンは「トラブルの多いルーニーとなぜずっと一緒にいるのか」と友人からも聞かれていたようです。
女性問題に関しては
受け入れてないわ。私は先に進んだの。(中略)許すこととは違うわ。(中略)でも先に進んだわ。
コリーン
と話しているので、果たして問題は解決されているのか怪しいところです。
ただ、2人が愛し合っていることは事実のようです!!
印象的だった2つのセリフ
印象的だったセリフを2つご紹介します!
負けるのは大嫌いだ。「勝てるといいな」と思わない。「負けるとどんなに悔しいだろう」って思う。
2008年チャンピオンズリーグ決勝のチェルシー戦の映像と共にこのセリフが流れます。
ルーニーを突き動かすのは「勝ちたい」ではなく「負けたくない」という気持ちなのです。
悔しい気持ちがあったからこそ、2度とその思いをしないために努力や全力でのプレーを続けているのでしょうか。
とことん負けず嫌いなルーニーの性格がよく表れていますね。
心が闇に沈んだ時、自分を見つめて結果を考える。独りになってそこを通り抜けるために、そこからどう展開しようと、自分を変えていくのは自分しかない。
周りからは順風満帆に見えてもスターにはスターの悩みがありました。
遊びたい盛りの10代のころからサッカー選手として注目され、クラブや代表の期待を背負ってプレーする重圧は計り知れません。
その苦しみを解決するために、ルーニーも時に孤独となって自分自身について考える時間を取っていたようです。
現代はSNSの普及もあり余計に色々な声が届くので辛い思いをする人は多いと思います。
たまには独りになるのも大切ですね
まとめ
現役中に多くの記録と記憶に残るプレーをしたルーニー。
これからは監督としてどのような活躍を見せてくれるのか楽しみです!
映画が気になった方はぜひプライムビデオでご覧ください!
最後までお読みくださりありがとうございました。
(じっくり読んで下さった方は5分では収まらないかもしれません。すみません。)
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